吹き抜ける風

7月 30th, 2011

2つの吹き抜けから広がる

狭いし斜めだし

交通の便がいい都心に、事務所兼住居用の敷地を探していた伊藤さんは、ご自身が設計事務所を構える建築家。その伊藤さんが見つけたのは、駅から徒歩1分ながら、南北を道路にはさまれた約18坪の傾斜地でした。「狭いうえに、傾斜地で、後ろはがけというこの敷地を見て、はじめはほんとうにここに建つのかなと思いました。でも逆に、建てるならどんな家にしていくか、むしろ想像力が駆き立てられました(笑い)」仮契約後、すぐに家族と話し合いながらプランづくりにとりかかった伊藤さんは、さっそく本契約までに新居の模型を製作。「敷地の狭さと、斜線制限を考えて、5層のRC造十鉄骨造という現在のプランが自然と浮かびました」。間取りは、地下を駐車場、1階は事務所、2階からロフトを住居という設計に。

克服した結果

またつ将来は貸しオフィスにもできるように、デザイン性も考慮しました」という外観は、ランプシェードにも使用される耐久性のある和紙を使ったワーロンシート張りのペアガラスを採用して、全体が大きな面に見えるようにコーディネートしています。さらに狭さを克服するために、各フロアは部屋ごとの仕切りを極力省いて、広々とした空間に。床下や階段下のデッドスペースをムダなく利用して、課題の狭さを克服しました。でき上がったのは、吹き抜けのリビングや、開放感いっぱいのバルコニーのある、広々とした住まい。モダンなデザインとともに、自然泰材をたっぷり使ったあたたかみのある家が完成しました。

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